Feature
特徴

港南シーサイド店を運営するエフィラグループ株式会社は、人生で「生ききる」という課題に向き合っておられ、住み慣れた地域で安心して暮らすための役割を果たしたいと考えていらっしゃいます。そのため、食をきっかけに人と人をつなぎ、食を通じた支援や安否確認を重ねることで、誰もが自分らしく最後まで生ききれる社会の実現を目指し、宅配クック123を開業されました。

現在は神奈川県内で6店舗運営しており、必要とされている方にお食事を届けられるよう努められています。港南シーサイド店では40名のスタッフが働いているため、配達後に簡単な事務作業を分担して当日のお客様の様子や日々の話をしたり、スタッフ共通のグループアプリを使って適時情報共有したり、チーム力の向上を意識しながら日々の業務に備えているそうです。

コミュニケーションを大切にされている港南シーサイド店

港南シーサイド店では、お客様が安心して利用できるように「あはは」に載っていない献立表は個別に渡したり、モニターインターホンの場合は顔と一緒にお弁当を上げて映るようにしたりと、些細なところまで気を配っておられます。また、ご家族やケアマネジャーも安心できるよう、何かあったときにはすぐに連絡をしたり、要望をいただいたら素早く対応したりと、細やかな心配りを欠かさず、信頼関係を築いていらっしゃいます。あるお客様とのエピソードで、奥様が亡くなられて日々の会話が少なくなってしまった方に「お庭綺麗にされていますね、ご自身でお手入れされているのですか？」と話しかけたそうです。すると「そうなのだよ、この花は妻が買ってきたものでね…」と嬉しそうにお話をしてくださったそうで、それからお庭にある花を紹介してくれるようになり、配達の際に植物のことを調べて会話が弾むようになったとのこと。

今では種をいただいて自宅で育てて写真を見せるような関係になり、「あなたが心を開いてくれたから、私も心を開いて話ができて良かった、ありがとう。」と言っていただいたそうで、より一層お客様に寄り添ったコミュニケーションを意識されたそうです。港南シーサイド店には就労継続支援A型事業所が併設されており、一緒に盛り付け作業を行っておりますが、11月からは新しいスタッフも加わり配達できる地域を広げた新体制となりました。働くスタッフが生き生きとしながら、お客様にしっかりと寄り添い、そして地域への貢献もできる店舗にすることを目指されています。

オーナーからのメッセージ

オープンして5年。スタッフが自主性、責任感をもって日々の仕事をしている姿勢に感謝しています。