- 店舗編
- 温かく心こもったお声掛けで地域を包み込む
広島県 庄原店
Feature
特徴
宅配クック123庄原店は2025年7月にオープンしました。運営する株式会社yotsuba factoryは地元で飲食店の経営をされていますが、「これからも住み慣れた地域で暮らしていく」ということを考えたときに、宅配クック123は困っている人の力になれる仕事だと思ったことがきっかけで興味を持ったそうです。
庄原市はドーナツ型のような山々に囲まれた地域で、大型スーパーやドラッグストアなども多くなってきているそうですが、食事をお届けしている業者は少なく、配達できるエリアを広げて食事を届ける仕組みを構築したいと考えておられます。オーナーと26歳の男性スタッフの2名で日々奮起されており、たまに飲食店で働いているスタッフの方も手伝いに来てくださるそうで、みなさんで力を合わせて業務に取り組まれています。

「気づき」を共有し地域に根差したお店へ
庄原店では、孫や息子をイメージしながら、お客様に対しておじいちゃん・おばあちゃんのように接することを心がけておられます。また、お声掛けを徹底しており、お客様の変化に気づいた時はスタッフ間で話すようにされていて、その時間が最も大切な時間であると考えているそうです。お店をオープンしてすぐの頃、試食をお届けした方のご家族から「配達しにきてくれた人がよかったからこれからもお願いしたい」という話を聞いたときは嬉しかったそうで、お客様との関わり方を改めて考えるきっかけになったそうです。真夏には、猛暑の中歩いて選挙に行けない高齢のご夫婦を連れて行ってあげたそうで、まだオープンして間もないからこそやりたいことを積極的に取り入れたいと考えており、こういった想いもスタッフに伝えていきたいと考えていらっしゃるそうです。
そのため、ご自身が経営している飲食店で慰労会を定期的に行い、コミュニケーションをとりながら、決起を含めてスタッフが楽しんで出勤してもらえるような店舗づくりを心掛けておられます。現在は地域福祉の相談員である民生委員の会合で配食サービスの重要性をお伝えしているそうで、今後も地域と密着した活動の継続や、ゆくゆくは障がい者雇用もしていきたいと考えているそうです。また、ご自身が引退する年齢になったときはスタッフに承継できるよう環境を整備して、今後も庄原市に根付いたお店になることを目指されています。

- オーナーからのメッセージ
- 今後、ますます過疎化が進む日本の地方において永続していかなければいけない事業であり、なくしてはいけない事業であると考えております。経営を継続していくにはボランティア活動では決して駄目なので、しっかりと考えて地域のご高齢者の支えになっていかなければなりません。1人でも多くの方に認知してもらえるようにこれからも走り続けていきたいと思います。
