全国のお店めぐり

店舗編
地域に溶け込み、つながりを大切に日々活躍されている
沖縄県 名護店

Feature
特徴

宅配クック123名護店を運営する南西食品株式会社は、代表ご自身がご家族の闘病生活に寄り添う中で「食事が楽しめない」という声を耳にし、同じように感じているご高齢者の方々へ食を通して暮らしを支えていきたいという想いを抱いておりました。少しでも地域のご高齢者やそのご家族の力になれるよう、2023年2月にお店をオープン。

現在は名護市から高齢者福祉サービス「食の自立支援事業」の認定を受けたり、地域の生活支援協議体の委員として活動をしたりすることで、地域の方々に信頼されるお店になるような取り組みをされておられます。また、配達スタッフ全員が認知症の方やそのご家族をサポートするオレンジリングを取得したり、配達の際に気付いたことはご家族やケアマネジャーに連絡したりするなど、お客様やご家族の日々の生活を支えていらっしゃいます。

宅配クック123 名護店

人と人とのつながりを大切にされている名護店

宅配クック123名護店のスタッフは8人。日々の業務の中で「人と人とのつながり」が最も重要だと考えておられ、お客様と必ず会話をすることを意識されています。特にお客様の体調変化はないかを確認しながらお声がけをすることや、どんな小さなお声や変化もスタッフで共有することを心掛けているそうで、お客様から感謝の言葉をいただくことも多くあるそうです。 配達のときには、昔の沖縄のことや前日のリハビリのことなどをお客様から話してくれたり、お庭のお花を見せてくれたりと、良い関係作りができているなと感じることが、スタッフのやりがいに繋がっているそうです。

また、初めて配達に行ったときに警戒して出てきてくれない方や、ぶっきらぼうな方がいると不安になることもあったそうですが、回数を重ねていく度に顔を覚えてくれて名前を呼んでくれるようになったり、自分の祖父母のようにお話ができたりと、今では「今日は何の話をしようかな?」と楽しみにしながら配達に向かわれています。会う度にどんどん明るく元気になっていくお客様を見ると元気をもらえるそうで、お客様とお会いすることが「人と人とのつながり」の大切さを感じる瞬間だそうです。 現在配達されている地区は比較的栄えているそうですが、ご高齢者が歩いて買い物に行くには困難であったり、少し離れると共同売店もない区域がたくさんあったりするそうで、今後はそういった地域にもお弁当を届けていくことを目指されています。

宅配クック123 名護店
オーナーからのメッセージ
今後、高齢化がどんどん進んでいき高齢者世帯や独居の方々がたくさん増えます。そういった方々に今後の人生も健康で穏やかに過ごしてもらえるように、日々頑張っているスタッフを先頭に笑顔も届けていきたいと思います。