ふるさと味めぐり

郷土編
横浜の副都心でありながら自然豊かで住みやすい街
神奈川県 横浜市港南区

港南区は、横浜市の南部に位置し、東京都心や横浜市中心部のベッドタウンとして大規模に開発された歴史があり、住みやすい団地や住宅地が整備されています。港南区には、京急本線・横浜市営地下鉄ブルーライン・JR根岸線の3路線が乗り入れ、主要駅である上大岡駅の1日平均乗降者数は、約10万6,000人となっており、京急の駅の中では横浜・品川に次ぐ第3位の大きな駅です。交通の利便性が高いことから、首都圏に出るのもレジャーに出かけるのも便利な地域です。1992年からスタートした再開発計画により複数の商業施設が整備されている一方で、公園が多くあり豊かな自然に恵まれているのも港南区の特徴です。歴史上の人物が登場する逸話や数々の歴史も残っており、歴史と発展が調和した、住みやすい街として知られています。

Point
ポイント

ホタル観賞会も行われる
「久良岐公園」
港南区と磯子区にまたがって広がり、自由広場・芝生広場・子供の遊び場、大池・梅林、森林浴が楽しめる散策路などが整備されている公園です。梅は約90本、桜は約300本植えられており、満開の時は見ごたえがあります。公園の北側の一角には能舞台があり、現在は市の施設として能楽の普及振興のための拠点となっています。
久良岐公園
幻想的な夏の風物詩
「大岡川とうろう流し」
毎年終戦の日の8月15日に、上大岡地区を流れる大岡川で、戦没者や災害の犠牲者を悼むことを目的に、とうろう流しが行われます。30年以上続けられています。
大岡川とうろう流し
日本三躰の一つ
「永谷天満宮」
学問の神様・菅原道真をまつる永谷天満宮は創建から500余年。道真自身が自らを鏡に映して彫ったと言われる3つしかない木像のうちの1体をご神体として安置する「日本三躰天神」の1つです。
永谷天満宮
野鳥のすみか
「馬洗川」
北条政子が馬を洗ったという伝説がある馬洗川。上流には滝があり、滝つぼは手頃な洗い場となっていて、旅人はここで馬を洗い、身支度を整えて鎌倉へ向かったとも言われています。水辺の野草が群生している湧水池もあり、散策におすすめです。
馬洗川
1099年に創建された
「春日神社」
京都・仁和寺から来た僧・尋清じんせいが万病に効く泉を発見し、ほこらを建てたのが春日神社の前身だといわれています。その後、社殿は何度も戦火に遭い、現在の社殿は1855年に再建されたものです。8月31日の宵宮祭、9月1日の例大祭は創建以来900年以上続くお祭りです。
春日神社