ふるさと味めぐり

郷土編
中国地方のほぼ中央に位置し西日本で最も面積が大きい
広島県 庄原市

庄原市は、広島県の北東部、中国地方のほぼ中央に位置し、東は岡山県、北は島根県・鳥取県に隣接する県境のまちです。冬は豪雪で白銀の世界になる「高野町」、山野草の宝庫の「比和町」、多くの逸話が残る「西城町」、無数のホタルが飛び交う「口和町」、たたら製鉄で栄えた「東城町」、日本有数の節分草自生地「総領町」、庄原市の中心的な町「庄原地域」の個性ある7つのエリアに分けることができます。 また、地元で育てられた「比婆牛」や、寒暖差が育む甘み豊かな「高野りんご」、幻のそばとも言われる「比和そば」など、自然の恵みを活かした味覚や、庄原の米とポン酢を使った「庄原焼き」などのご当地グルメもあり、食の魅力にもあふれています。 四季折々に装いを変える豊かな自然と、歴史に育まれた伝統文化、そして日本の美しい原風景に出会うことができます。

Point
ポイント

中国地方唯一の国営公園
「国営備北丘陵公園」
340ヘクタールという広島県最大級の規模を誇る公園です。中の広場・ひばの里・花の広場・大芝生広場・つどいの里・みのりの里・いこいの森の計7つのエリアで構成されており、この公園の4つのテーマである「見る」「遊ぶ」「体験する」「食べる」を色々なエリアで体感できます。また、花火大会やイルミネーションなど季節に合わせたイベントも行われています。
国営備北丘陵公園
国の名勝に指定、日本百景の1つとされる
「帝釈峡」
約18kmに及ぶ峡谷には、国の天然記念物であり世界3大天然橋の1つとも言われている「雄橋」や「断魚渓」の急流、鍾乳洞の「白雲洞」などの見どころがあります。秋には岩肌と紅葉が織りなす景観が美しい場所です。
帝釈峡
ブナ純林に囲まれた伝説の地
「比婆山」
比婆山は、古事記に登場する、国生みの女神イザナミノミコトが葬られた「比婆之山」との説があるといわれています。ブナ林の中に開けた山頂の円丘の中央には、イザナミノミコトの陵墓と伝えられる苔むした巨石が横たわっており、一帯は「比婆山伝説地」として広島県史跡に指定されています。
比婆山
亜高山植物の宝庫
「吾妻山」
吾妻山はブナ林と天然芝の草原が広がる山で、頂上からの360度の大パノラマはまさに圧巻です。イザナギノミコトが、比婆山に眠るイザナミノミコトへ「ああ、吾が妻よ」と呼びかけたという言い伝えがあります。
吾妻山
さくら名所100選にも選ばれた
「上野公園」
上野公園は、周囲2kmの上野池を中心にした桜の名所で、電飾に栄える夜桜の美しさは西日本有数と言われています。約600本のソメイヨシノが上野池を中心に植えられており、桜の開花とほぼ同時期に、池周辺に植裁されたレンギョウやユキヤナギも開花します。
上野公園