ふるさと味めぐり

郷土編
山と海に囲まれた豊かな自然のもと 独自の伝統文化や産業が発展
石川県 小松市

石川県小松市は、北西部は日本海に面し、東には日本三名山霊峰・白山を望む、自然に恵まれた街です。小松空港は北陸の空の玄関口となっており、2024年には北陸新幹線が小松市にも開通したことからアクセスの良さも注目されています。
小松市には古くから受け継がれている伝統があり、世界に誇る「九谷焼」は明治時代には日本の主要な輸出品とされていた伝統工芸の1つです。また、歌舞伎の舞台となった安宅の関があり、毎年5月に開催される「お旅まつり」では子どもが演じる「曳山子供歌舞伎」が上演され、250年以上の歴史を伝えています。松尾芭蕉が好んだという記録が残る「小松うどん」や約60年前に小松市で生まれたといわれる「塩焼きそば」などのグルメ、1300年以上の歴史がある「粟津温泉」、日本遺産にも認定されている「石の文化」など様々な特色があり、深い魅力に溢れています。

Point
ポイント

日本海側唯一の航空機博物館
「石川県立航空プラザ」
人類初の飛行機から現代のハイテク機まで模型など多数そろえ、航空機の歴史、飛行の原理や仕組みなどが分かりやすく展示されている施設です。全日空で使用されていた実物のYS-11シミュレーターでは本物のコックピットに乗ることができたり、セスナやジェット戦闘機などの操縦体験ができたりと、大人も子供も楽しむことができます。
石川県立航空プラザ
1300年以上の歴史を持つ
「那谷寺」
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で1つ星の認定を受けた那谷寺。境内には山水画のような「奇岩遊仙境」をはじめとした国の指定名勝や、本堂や三重塔などの7棟の重要文化財があり、見どころが多くあるお寺です。
那谷寺
日本で初めての自動車博物館
「日本自動車博物館」
各国から集められた世界の名車で、20世紀に日本国内で活躍した約800台のうち、常時約500台を展示。特に日本製の古い商用車を多数展示しているのが特徴で「日本自動車博物館でしか見ることの出来ない貴重な車」も多数展示されています。
日本自動車博物館
日本遺産にも認定されている
「ハニベ巌窟院」
昭和26年に石切り場だった約150mの洞窟を利用して、彫塑家によって開洞された寺院。世界平和を祈願して、自身が彫った仏像を安置したのが始まりだといわれており、洞内にはおびただしい数の仏像が安置されています。
ハニベ巌窟院
全国で唯一のご神徳がある
「安宅住吉神社」
義経と弁慶一行が、安宅の関守・富樫に疑われながらも難を逃れたとの伝承から、難関突破に霊験ありとされ、全国唯一の難関突破の守護神となっています。人生の様々な難関を突破するため、御祈願やお守りを受けようと、全国から毎日多くの人が参拝に訪れています。
安宅住吉神社