ふるさと味めぐり

郷土編
豊かな森林や美しい清流など自然の恵みがたくさんある四万十町
高知県 四万十町

四万十町は、四万十川の中流域に位置しており、窪川町、大正町、十和村の2町1村が合併して誕生しました。面積は東京23区と同じくらいですが、人口は約15,000人。
幻の鳥といわれるヤイロチョウの飛来する広大な森林や、最後の清流といわれる四万十川、「快水浴場百選」に選ばれた小室の浜など、山・川・海の自然豊かな町で、総面積の約9割を山林が占めています。自然豊かな町だからこそ、シイラや昆布、伊勢エビなどの海の幸、アユやウナギなどの川の幸、しいたけや栗などの山の幸に加え、仁井田米や窪川牛、窪川ポーク、ミョウガや生姜、ニラなどが採れる食の宝庫です。将来就農を考えている方や家庭菜園をやりたい方に向けた農園つきの宿泊施設や、お試し滞在施設等を通じて移住を目指す方も多く、四季折々の美しい風景や美味しい食材を求めて多くの人々が訪れています。

Point
ポイント

四万十川の風景に映える山吹色のボディ
「しまんトロッコ」
しまんトロッコは国鉄時代の1984年、屋根のない貨車に簡単な屋根と椅子を設置した元祖トロッコ列車で、当時は「清流しまんと号」として運転されていました。2013年に大幅なリニューアルが実施され、現在ではトロッコ車両ならではの爽快な風を感じながら、沿線案内や地元特産品の車内販売などを楽しむことができます。
しまんトロッコ
県の近代化遺産
「下津井めがね橋」
林業が盛んだった四万十町下津井に残る森林鉄道の軌道跡。津賀ダムの湖畔に映る姿が眼鏡のように見える石造りの橋が、美しい景観を作り出しています。周辺のダム湖では、遊覧船で初夏はホタル、秋は紅葉、冬は水鳥の鑑賞ができます。
下津井めがね橋
500匹以上のこいのぼりが泳ぐ
「こいのぼりの川渡し」
昭和49年に50匹程のこいのぼりを川の上に渡したことからはじまり、現在は500匹を超えるこいのぼりが四万十川上空を泳いでいます。毎年4月中旬~5月中旬に行われ、こいのぼり公園でイベントなども開催されています。
こいのぼりの川渡し
地域活性化のために再建された木造駅舎
「土佐大正駅」
昭和49年開業、予土線の駅。現在の木造駅舎は平成元年に再建された二代目です。明治時代にあった村が大正時代になって改名したことが由来の駅名、予土線と四万十交通が使用しています。
土佐大正駅
国の有形文化財にも登録された
「一斗俵沈下橋」
沈下橋は一般的な橋と違い、川が増水したときに水中に沈む橋のことです。一斗俵沈下橋は昭和10年に建設され、四万十川に現存する沈下橋の中で最古の沈下橋とされています。景観も美しく、橋は車両の通行不可なので、歩いて散策することができます。
一斗俵沈下橋