ふるさと味めぐり

郷土編
美しい海岸線と温泉や癒しの森など自然と文化がバランスよく混在した
三重県 津市

津市は、三重県の中央部に位置しており、東京23区や琵琶湖とほとんど同じ大きさを有しています。三重県の県庁所在地でありながら、温暖な気候と豊かな自然に溢れており、南北に続く海岸線から、美人の湯として知られる榊原温泉、映画の舞台ともなった美杉地域の癒やしの森など、都会と自然がバランスよく融合しています。
また、1人当たりの消費量が日本一になったこともあるうなぎ料理や、学校給食から生まれたご当地グルメの津ぎょうざ、津市が発祥の天むすなど食文化も多彩なまちです。また、春には桜や潮干狩り、夏には阿漕浦海岸で開催される津花火大会、秋には紅葉や県下最大のイベント津まつり、冬には地元の方が中心となって製作したイルミネーションや津シティマラソンなどを楽しむことができ、春夏秋冬でさまざまな表情を楽しむことができる魅力に溢れています。

Point
ポイント

津のランドマークともいえるお城
「津城」
織田信包(信長の弟)が天正8(1580)年に津城を創築。津はその城下町として発展しました。その後、築城の名手である藤堂高虎が大改修。
北側の石塁を高く積み直し、その東北と西北の両すみに三重の櫓をつくりました。現在では、本丸・西の丸・内堀の一部を残すのみとなりましたが、角櫓が復元され昔を偲ぶことができます。
津城
南北朝時代の武将、結城宗広を祀る神社
「結城神社」
ここは古くから結城の森と伝えられ、結城塚や結城明神と呼ばれて崇められています。しだれ梅で有名な神社で、境内には300本のしだれ梅が植えられており、毎年梅が咲く期間には梅まつりが開催されることから多くの観光客で賑わいます。
結城神社
日本三大観音の1つ
「津観音」
正式名称を「恵日山観音寺大宝院」といい、浅草観音・大須観音とならび日本三観音の1つに数えられる寺院です。開運や病気平癒、商売繁盛など幅広いご利益があると言われています。
津観音
全国に600余ヶ寺ある真宗高田派の本山寺院
「専修寺」
三重県初の国宝建造物、如来堂・御影堂に加え、国宝の法宝物や国指定の重要文化財が数多くあります。境内ではお浄土に咲くとされる蓮の花をはじめとした、牡丹や藤などの花々を楽しむことができます。
専修寺
幻想的な空間に癒される
「ミツマタ群生地」
ミツマタの皮は和紙の原料として用いられており、昭和30年頃に山林の多目的利用のため植えられました。
3月から4月頃にかけて三つ又に分かれた枝の先に花を咲かせ、山一面が黄色い花とミツマタの香りに包まれます。
ミツマタ群生地