ふるさと味めぐり

郷土編
日本一早い桜まつりが楽しめて特産品も豊富な名護市
沖縄県 名護市

名護市は沖縄本島北部に位置しており、東海岸と西海岸に囲まれ、多くの山々が連なる自然豊かな地域です。沖縄らしさを感じることができる名護市内では、地域の人々の生活が感じられる名護市営市場や東海岸にある嘉陽の集落、沖縄とアメリカ、日本の文化が入り混じった辺野古の町並みなどを楽しむことができます。春夏秋冬を満喫できるイベントも多くありますが、毎年1月には日本一早い桜を楽しむことができる「名護さくら祭り」が行われ、冬の風物詩となっています。また、豊かな自然が産み出した勝山シークヮーサーや、沖縄ビールの代名詞であるオリオンビール、現存する赤瓦屋根の木造建築物として最大級の津嘉山酒造所の泡盛などの特産品があり、多くの魅力がある街です。2025年には新たな巨大テーマパークの誕生も発表され、益々注目度が上がっています。

Point
ポイント

三大自慢を楽しめる
「勝山シークヮーサー花香り祭」
名護市勝山区の三大自慢「山」「ヤギ」「シークヮーサー」を楽しむことができ、本格的なトレッキングや、迫力満載の「勝山ヒージャーオーラセー大会(闘山羊)」、シークヮーサージュースの飲み比べなどを実施しています。
また、シークヮーサーの木で作る「マイお箸作り」などの体験や、山羊汁や豚汁なども味わえる魅力満載のお祭りです。
勝山シークヮーサー花香り祭
滝とセットになった一枚岩が見どころ
「轟の滝」
沖縄県指定文化財に認定されており、雄大な一枚岩を背景に流れ落ちる滝の高さは約30mあります。夜間にはライトアップされ、七色に浮かび上がる滝を見ることができます。
轟の滝
羽地米の水田に現れる
「羽地コスモス畑」
2010年から農家さんが地域の子どもたちを楽しませるため「緑肥」としてコスモスの種を蒔きはじめました。羽地区周辺では5カ所ほどに点在してコスモス畑があらわれますが、多い場所では5万坪の土地に推定1,000万本のコスモスが咲き、コスモスの時期(1月)にはイベントも開催されています。
羽地コスモス畑
羽地内海を一望できる
「嵐山展望台」
大小の島々が静かな海に連なる羽地内海は、緑の島々と沖縄ならではの青い海のコントラストが美しく、見るものを魅了します。本島側の嵐山展望台からは、羽地内海に浮かぶ古宇利島や屋我地島などを見渡すことができ、フォトスポットとしても人気の場所です。
嵐山展望台
推定樹齢300年の国指定天然記念物
「ひんぷんガジュマル」
沖縄の伝統的家屋には「ひんぷん」と呼ばれる塀があり、目隠しの役目と、悪霊や災難が入ってくるのを防ぐという意味があります。横にある石碑が「ひんぷん」に見えることから「ひんぷんガジュマル」と呼ばれ、名護の街に災難が入り込まないよう祈る地元住民の信仰の対象となっています。
ひんぷんガジュマル