- 郷土編
- 大自然が育んだ豊かな土壌と絶景が魅力的な街
中津市
中津市は、大分県の西北端に位置しており、市の面積のうち約80%は山林原野が占めている地域です。多くの偉人を輩出し、中津城を中心に城下町として発展した中津市は、今もその風情を街並みに感じることができます。また、競秀峰や山国川など豊かな自然が織り成す絶景は圧巻です。自然に囲まれた中津市だからこそ、数々の海の幸や山の幸がありますが、特に「中津からあげ」が有名で、からあげの聖地とも言われています。「昔は中津市にたくさんの養鶏場があったから」や、「第二次世界大戦後に中国での食べ方を再現したから」などと言われていますが、現在は50軒以上からあげを取り扱う店があり、その数はコンビニよりも多いそうです。桜やネモフィラ、紅葉などの自然や温泉、新蕎麦やハモなどの食べ物など1年を通して楽しむことができる魅力的な地域です。
Point
ポイント
- 日本三大紅葉名所
耶馬渓 - 大分県中津市の「耶馬渓」は京都の嵐山、栃木の日光と並び日本三大紅葉名所と言われています。山国川の上・中流域やその支流域を中心とした渓谷をまとめて名付けられた耶馬渓には、66カ所の絶景スポットが存在しており、大正時代に「名勝耶馬渓66景」として指定されています。全国からその美しさを観るために多くの観光客が訪れています。
- 国指定跡地
「福澤諭吉旧居・福澤記念館」 - 福澤諭吉旧居は、長崎に遊学するまでの幼少青年期を過ごした家で、自ら改造し勉学に励んだ土蔵が残っています。隣接する福澤記念館には、福澤諭吉の書・手紙・写真などの資料や1万円札の1号券などが展示されています。
- 1年中鮮やかな景観を見せてくれる
「一目八景」 - 群猿山、鳶ノ巣山、嘯猿山、夫婦岩、雄鹿長尾の峰、烏帽子岩、仙人岩、海望嶺などの周囲の岩峰群が、一目で八景を一望できることから名づけられた深耶馬溪の代表的な景勝地です。
- 九州最古の近世城郭
「中津城」 - 中津城は福岡県と県境にある中津川の河口沿いに位置しており、城郭の形が扇の形をしていたことから、「扇城」とも呼ばれています。高松城、今治城とともに日本三大水城の1つに数えられています。
- 中津市を代表する山
「八面山」 - 八面山は四方八方どの方向から見ても同じような形に見える山であるため、その名が付いたといわれています。令和2年3月に整備された『天空の道展望所』では、天気の良い日には山口県まで見渡すことができるそうです。