- 郷土編
- 関東平野の真ん中 温暖で自然豊かな暮らしやすい地域
古河市
関東平野のほぼ中央、茨城県の西端に位置する古河市は、西側が埼玉県・北側が栃木県に隣接しています。さいたま市や宇都宮市、東京都の上野駅や池袋駅にもアクセスしやすい地域ですが、江戸時代には城下町・宿場町として栄えていました。美しい自然や貴重な文化財、自慢の特産品などの魅力がたくさんあり、今も歴史を感じさせる趣のある街並みが広がっています。
古河市は関東の内陸部にありながら、雪に縁がある地域です。古河藩主の土井利位が20年にわたり観察した雪の結晶を「雪華」と名づけ、その成果を「雪華図説」として発表したことが由来とされています。他にも、古河にゆかりのある小説家や詩人の資料などを展示した古河文学館や古河城出城跡に開館した古河歴史博物館など貴重な建物が多く建設されています。
Point
ポイント
- 関東の奇祭!
古河提灯竿もみまつり - 提灯竿もみまつりは、20メートル近い竹竿の先につけた提灯を激しく揉み合いながら、相手の提灯の火を消し合う祭りです。江戸時代古河藩領であった野木神社の神官が、神領の末社めぐりを終えて12月に帰社するのを、提灯を持った人たちが出迎えていました。その際、寒さをしのぐために身体を揉み合ったのが始まりと言われています。
- 日本最大級の遊水地
「渡良瀬遊水地 谷中湖」 - 渡良瀬遊水地は、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県の4県の県境にまたがる日本最大級の遊水地で、2012年にラムサール条約湿地にも登録されています。
- 日本一の花桃の里
「古河桃まつり」 - 古河桃まつりは江戸時代に古河藩主・土井利勝が、領地に桃を植えさせたことが由来されています。開催地である古河公方公園には5種類の花桃があり、桃林は鮮やかなピンク色で染まります。
- 全国最大級の打ち上げ数と三尺玉
「古河花火大会」 - 古河花火大会は20,000発の花火を打ち上げており、2発だけ打ち上げられる最大花火の三尺玉は高さ600m、直径650mで、迫力のある花火を見ることができます。
- 1年かけ丹精込めて育てた菊花
「古河菊まつり」 - 菊まつりでは趣向を凝らした1800鉢の菊花を見ることができます。特に、シンボル的存在である五重塔や多数の菊でかたどられた筑波山は必見です。