- 2023.12.21
- 「骨粗鬆症」について
ご高齢者の要介護の原因の1つ「骨粗鬆症」についてお話します!
骨粗鬆症とは?
骨粗鬆症とは、骨の強度が弱くなり、骨折しやすくなる病気のことです。
骨粗鬆症になると、軽い転倒やくしゃみをしただけで骨折することもあり、骨折の部位によっては、要介護状態や寝たきりになってしまうこともあります。
骨粗鬆症の原因は?
加齢やそれに伴う食事量の減少、運動不足といった生活習慣の変化、女性の場合は閉経による女性ホルモンの減少などがあります。
また、病気や服用している薬の影響によって発症することもあります。
予防のためのお食事は?
バランスの良いお食事と骨の形成に役立つ栄養素を摂ることが大切です。
特にカルシウムは骨の形成に最も重要な栄養素で、できれば毎日摂取することが望ましいです。
また、骨の土台になるたんぱく質も質の良い丈夫な骨をつくるために欠かせない栄養素です。
カルシウムを手軽に摂る方法は?
カルシウムは体内に吸収されにくく、食品によって吸収率が異なります。
カルシウムが多く含まれる食品でも吸収率が低いと、カルシウムが吸収されずに排出されてしまうこともあります。
カルシウムが多く含まれ、吸収率も高い牛乳や乳製品は、そのまま飲んだり食べたりすることができるので、おすすめの食品です。
カルシウムを効率よく摂る方法は?
カルシウムが吸収される際、ビタミンDはカルシウムの吸収を促し、ビタミンKはカルシウムが骨に定着するのを助ける働きがあるため、一緒に摂取することをおすすめします。
ビタミンDはしいたけなどのきのこ類、鮭などの魚類に多く含まれる他、日光を浴びると体内で作ることもできるので、日光浴や屋外での運動もおすすめです。
ビタミンKはほうれん草、わかめ、卵などに多く含まれます。